2005年09月07日

燕のいる駅

ビックリです。号泣です。2回も号泣しました。
涙が胸まで流れました。

今日はまだ2日目、2公演目だったからなのか・・・。
慣れてきても、今のまま(今以上)のパワーで演じて欲しいです。

マサキのこと好きだけど、別に開演前とか緊張したりしなかったなー。
そういえば、WSSのときは何だかこっちが緊張しちゃってね。
肩に力が入っちゃって、毎回終るとグッタリって感じで。
演目の違いのせいか、舞台とミュージカルの違いのせいか、愛のせいか・・・。(笑)

とりあえず、これから観る人は内容とか知らないまま観てください。
難しくないので、1回で理解できるし大丈夫。

舞台の上は、駅の待合室。
真ん中にベンチ、上手には駅長室、下手には売店への入口、奥にはホームへの階段。
屋根には燕がいてなんだかかわいい。

開演前、ベンチの上には駅長さんの帽子が置かれている。
音楽が大きくなり、暗くなり、始まる。
セットが特に動いたりせず、場面が変わるときも、音と真っ暗な闇で変えてました。

高島(マサキの役名)がベンチと格闘しているところから始まります。
いきなり一人で暴れていて、笑っているところとか、叫んでいるところとか、ホント「それって素だろう!」って感じで。
いつものマサキなんだよね。
「うきゃきゃきゃきゃー!翔ちゃーん、松潤見つけたよー!」って感じ。(笑)
あ、大丈夫。あれも演技だったんだ。
失礼しました、「素」じゃなかったね!

今回の高島が、本当にマサキに近いと思うの。
誠実で、素直で、優しくて、ちょっとバカ。
乗客のみなさんに謝るとき、深々と頭を下げるところとか、
二郎ちゃんに「じろーちゃーん!」と甘えてるところとか、
マサキって感じでね。

好きな子を誘うことができなくて、ウジウジ恋してるところは、
ちょっと違うな・・・って思っていたら、やはり本人もその気持ちは分からないようで。
自分ならすぐに誘っちゃうって。

前半はちょっと明るくて笑いが起こる場面もあるけど、
未来の戦争の話しで、人種差別の話しで、日本人の話しで、最後は考えさせられ、泣かされます。

二郎ちゃんが収容所に連れて行かれるシーンで号泣。
一旦おさまるものの、戦争が起きたと知ったところで、また号泣。

高島が自分を責め、何も考えていないバカな自分を嘆き、しゃくりあげながら問いかけ、
そんな高島に引き込まれて客席からも泣く声が。
すごいよね、マサキの演技でお客さんが泣くんだもん。

もちろん、マサキだけじゃないけどね。
本当に仲が良い兄弟みたいな二郎ちゃんとのやり取りだから泣けるんだし、
そのときの二郎ちゃんの奥さんの存在も大きいよね。
そうそう、二郎ちゃんの奥さん役は小西美帆さん(花子先生)ですよ。

最後のシーンは、友紀役の岩崎ひろみさんがいい感じでした。
淡々とした普通の人をうまく演じていて、何も気づいてなかった高島とのやりとりもとっても大人で。
横で号泣する高島とバランスがとってもよかったです。

「エデンの東」のとき、最後の泣けるシーンでの相手の子の演技がいまいちだったのを思い出しちゃいました。
そう思うと、今回はいいメンバーに恵まれたね。

カーテンコールは3回。
ハケルときに、榊原役の大西麻恵ちゃんと目をあわせるマサキがかわいい。
最後に手を振りながら駅長室に入っていく姿がかわいい。

3回目は、駅長室裏から改札ガラス越しに手を振りながら出てきて、
最後にはピースしてていつものマサキで。
笑顔は何となく引きつってるんだけどね。まだ緊張してるのかしらね。

マサキは、いい舞台、いい役、いいメンバーに出会えたと思いました。
10日後にもう1度観に行くので、どのように変化しているかが楽しみです。

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